布施辰治弁護士　トスキナア - アナキストたちの記憶

布施辰治に関する講演会が13日に開かれる。
宮城県石巻市で開催。
行く予定にしている。

布施は大逆事件の被告とされた管野須賀子の弁護に
つこうとしたが、他の弁護士から断られた。
　
　その前1906年、電車賃値上げ反対に関わる騒擾事件で
山口孤剣の弁護を引き受け社会主義者と縁ができた。

特別傍聴人として大審院の法廷で幸徳秋水の
陳述を聞き、幸徳が大きく見えたと感想を残
す。

治安維持方で自らも弾圧され、息子の一人も
同法による弾圧で獄中にいるとき病死するという、
過酷な体験を経てきたのだが、戦時下と日帝の
敗北後、トルストイ主義の弱点が出たのか、一時的に
天皇への評価に揺るぎが出る。

1946年3月二重橋前で
「天皇への感謝」集会を主宰してしまう。

　追記3月16日
　直後のメーデーにおける「不敬」事件の
弁護人になる。