1923年 大杉栄、林倭衛に手紙を書

1923 4月19日 大杉栄から林倭衛宛「……きのうの午後また警視庁へ行った。……ア・ラスメエン・プロシエン(来月に)になるのかもしれない。……事によると、パリでも君のことを調べているかも知れない。こんなにして一々調べて行って、それがいっさい済んでからヴィザをくれるとなると、オ・モ・プロシエンがこんどはまたア・ランネ・プロシエン(来年)になるだろう。くさくさすることおびただしい。十九日」