1907年 大杉栄 クロポトキン、マラテスタの著作を読む 1919年 大

1907年 7月7日  
大杉栄書簡より
獄中での読書
クロポトキン無政府主義の倫理』『無政府主義概論』『無政府主義共産主義』『裁判と称する復讐制度』マラテスタ『無政府』ロラー『総同盟罷工』『パンの略取』マラトウ『無政府主義の哲学』」
堀宛手紙、巣鴨監獄

1919年 7月7日 

大杉栄著作家第一回総会に出席
「僕は近来日本に労働問題が盛にやかましくなって来る原因及労働問題が日本政府資本家是等の御雇の学者などの問題に叫ばれて居る之が最近一年以来の話である日本の労働問題が叫ばれて来たのは十年二十年にもなるが真に労働問題を叫ぶ様になったのは実に昨年以来の事である其の問題を叫ぶ人々は此の労働問題と云う事に余り注意を向けて居ない人々に叫ばれる事になったのである之には原因がある第一に闘争に依て景気のよい事と物価の騰して景気がよいと云う事である成程もーかる人々はよいが国民の大部分の労働者は生活の不安に陥り即ち此の不安が根本的の原因である。
政府や資本家が近来……」

1925年 7月7日
金子文子・朴烈に対する刑法73条、爆発物取締罰則、予審終結決定