1922年 軍隊宣伝「事件」検束が続く、飯田徳太郎、小池薫ら

1922年 7月26日
 軍隊宣伝「事件」検束が続く
「……更に二十六日には、府下巣鴨宮下町の風来倶楽部から一時行方不明を伝えられていた<一味>の飯田徳太郎君と、これは直ぐ帰されたが中澤天蓋君と名古屋の伊串英治君とが引張られた。居合せた無宿の春水事小池薫君は両国川開きのビラ一件で一緒にやられた。同時に又、深川富川町のプロレタリア社からも、坂野八郎、良二の兄弟、椿大次郎、野中俊鱗、堀川清の五君が引張られて行った。川開きと浅草の方との嫌疑で、猶軍隊宣伝とも確かに連絡があるとの見当から」(幸)
 『労働運動』紙 第七号 1922年9月10日号