1918年 大杉栄、欧州戦乱休戦条約成立を語る

1918年 11月11日 

欧州戦乱休戦条約成立、大杉栄は次の如く語たれり 

休戦条約の締結……独逸革命は至極平穏に行われたり……真正の革命と……到底労働者階級を満足せしすること能わざるべしと思惟す而してリープクネヒト等一派の過激思想……一方労働者は既に自覚し居………此の現状を永く支持する……而して仏国も英国も……其の後を追うに至るべく遂に米国をも転覆せすしば置かざるべく其の潮流は日本に…襲来すべしし米国にては既に大統領が其の準備を為し居るが如き日本は如何に之を……刮目に値す何れにせよ尚少しく戦争が継続せば更に面白く………云々…