1925年 古田大次郎獄中手記より「山崎今朝弥弁護士批判」

1925年 8月19日 

古田大次郎、獄中手記
「晴。運動場の隅に生えてる雑草──ほんの二、三本だが、その雑草が、雨の降る度に、眼に見えて大きくなる。」
山崎弁論批判
「僕を真実に知り、そして愛してくれるならば、弱い僕に力を与えて安らかに死なせて貰ひたい。徒に生命を助けようなどと骨を折るのは、僕を真実に愛してくれてるのではない。その意味で僕は、十五日のあの山崎弁護士の弁論に不満を持つ。」